
2026年4月より、新千歳空港の保安検査が大きく変わりました。
現在、一部の保安検査場で最新型の保安検査機「スマートレーン」の運用が始まっています。
ニュースなどで見かけた人もいるかもしれませんが実際に利用してみたので、感じたことや気になった点、利用時の注意点などをまとめてみました。
実際にスマートレーンを利用してみると、保安検査そのものが劇的に速くなったというより、「列全体が止まりにくくなった」という印象が強く、これまで感じていた細かなストレスがかなり軽減されたような気がしました。
なお、2026年5月現在では一部の保安検査場のみでの運用となっており、2027年12月までに順次拡大される予定です。
新千歳空港は利用する航空会社によって保安検査場が分かれているため、自分が利用する便が対象レーンなのか事前に確認しておく必要があります。
スマートレーンとは?新千歳空港で導入された検査機

2026年4月より、新千歳空港では最新型の保安検査「スマートレーン」の運用が始まりました。
スマートレーンは、従来の保安検査よりもスムーズに利用できるよう設計された新しい検査システムで、カバンから取り出す必要があったペットボトル飲料やノートパソコンを、そのまま検査機に通すことができるようになりました。
既に羽田空港や成田空港、伊丹空港をはじめとする主要都市に位置する空港では導入されていましたが、ついに新千歳空港の国内線でも運用が始まりました。
なお現在は一部の保安検査場のみでの運用ですが、2027年12月までにすべての保安検査場へ順次拡大予定です。
スマートレーンの詳しい仕組みや対象保安検査場については、こちら記事で詳しく紹介しています。

【ポイント1】トレーが大きくて荷物がまとまる
実際に利用してみて最初に感じたのは、専用トレーの大きさでした。
従来の保安検査ではトレーサイズが小さく、1つでは収まりきらないことから、カバン、上着、お土産袋などを分けて入れる必要があり、荷物が多い時は1人で4〜5枚ほどトレーを使ってしまうことも珍しくありませんでした。
その点、スマートレーンのトレーはかなり大きく、カバンやスマホ、脱いだ上着などをまとめて入れやすかったです。
また、荷物をコンパクトにまとめられるため、レーン全体も以前よりスッキリして見えました。
さらにトレーを大量に並べてレーンを占拠することもなくなるので、後ろの人を待たせることなく自身のペースで支度をすることができて精神衛生上とても安心感があります。
【ポイント2】準備できた人から先に進める
自身のペースで支度ができるのは、乗客全員にとってメリットでした。
飛行機に乗り慣れている人は並んでいる間に入念な検査準備ができますが、そうでない人からするとそもそも何を検査機に通すのかや、トレーにどのくらい荷物を載せて良いのかなど、わからないことだらけです。
従来の保安検査では前の人が荷物整理をしている間は、後ろの人は何もできず待つしかありませんでした。
その結果、検査の流れがストップしてしまい、あっという間に大行列ができてしまいます。
しかしスマートレーンでは作業スペースが4か所あり、準備ができた人からトレーを検査レーンに流すので、列全体が止まることなく快適です。
保安検査そのものが劇的に速くなったというより、これまで発生していたすき間時間を徹底的に排除した仕組みへの変化に感じました。
また、後ろの人を待たせているプレッシャーも以前より少なく、精神的にもかなりラクでした。

【ポイント3】横に倒せない手荷物は別レーンで検査
一方で従来と同じ運用も残っていて、例えば高さのある手荷物です。
保安検査の際に高さのあるカバンやお土産袋を検査機に通す際、係員からこんなことを聞かれたことはありませんか?

こちらのお手荷物は、横に倒して通しても大丈夫ですか?
今回利用した新千歳空港でも、同じように確認がありました。
私は「倒さないでほしい」伝えたところ、隣に設置されていた従来型の検査機で検査されていました。
現在は一部レーンのみの運用だからこそできる対応なのかもしれませんが、「将来的にすべての検査場がスマートレーン化した場合はどうなるのだろう?」と少し気になりました。
【ポイント4】修学旅行シーズンや混雑時でも安心
ハイシーズンの風物詩なっていた保安検査場の大混雑は、スマートレーンの導入によって減少傾向になるかもしれません。
新千歳空港は国内外からの観光客だけでなく、修学旅行などの団体利用も多い空港です。
これまで時間がかかる人がいると、列全体の流れに影響を及ぼし、保安検査締切時刻を過ぎてしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。
しかしスマートレーンは準備ができた人から進めるため、出発時刻が迫る中でヒヤヒヤする場面も減るでしょう。
だからといって、締切時刻ギリギリに空港へ行くことはおすすめしません。
出発時刻は飛行機が動き出す時刻ですので、空港および保安検査場には余裕を持って向かいましょうね。
各種時刻の違いは、詳しくはこちらで解説しています。

まとめ
今回、実際に使ってみて感じたのは、検査スピードの向上というよりは、導線の効率化による時間短縮とストレス軽減が最大のメリットでした。
慣れている人はサクサク進められますし、時間を要してしまう人は自身のペースで支度できるといった、とても平和な世界が広がっています。
- トレーが大きく、1人で何個も使わなくていい
- 荷物整理が4か所あるので、準備が終われば先に進める
- レーン全体が止まりにくいので、混雑解消に期待
新千歳空港では2027年12月末までの完全移行を予定しており、国内主要空港を中心にスマートレーンの導入が広がっています。
自動化された機能も多く搭載されており人手不足にも対応できることから、全国的にこれがスタンダードになる日もそう遠くないかもしれませんね。
それでは、良い旅を。



