
「LCCを使えば、移動費をぐっと抑えられる!」
そんなふうに考えて、LCCを乗り継いで目的地へ向かうプランを立てる方も多いと思います。
しかしLCCには大手航空会社とは異なるルールや注意点があります。
たとえ同じ航空会社の便を続けて予約していたとしても、預けた荷物をそのまま目的地まで運んでもらえる「スルーバゲージ」のサービスはありません。
一度荷物を受け取って再度チェックインし、保安検査もやり直す必要があります。
また前の便が遅れて次の便に間に合わなかった場合でも、LCCでは振り替えや補償はありません。
乗り継ぎのすべてが「自己責任」となる点に注意が必要です。
この記事ではLCCを利用する上で気をつけたい乗り継ぎのポイントと、乗り継ぎ時間を前向きに活用する「空港での過ごし方」についてもご紹介します。
乗り継ぎは外に出て再びチェックイン
大手航空会社では乗り継ぎ時にスムーズな手続きが用意されていることが多いですが、LCCでは前の便と次の便はまったく別の扱い。
同じ航空会社(例:ピーチ→ピーチ)でも、スルーバゲージや自動的な乗り継ぎは一切ありません。
つまり、
- 預けた荷物は一度ターンテーブルで受け取る
- 出発ロビーに戻って、再度チェックイン
- 保安検査を再び通る
という手間が発生します。
乗り継ぎトラブルのあるある
- 前の便が遅れて次の便に間に合わない
- 荷物が出てくるのが遅くて焦る
- LCC同士でもターミナルが違い、移動に20分以上かかる空港も
このようにLCCでの乗り継ぎはリスクが高い分、しっかり準備が必要です。
対策①|乗り継ぎ時間は3時間以上
LCCの乗継は次便のチェックイン時間が決まっていることや前便の遅延リスクを考えると、1〜2時間の余裕では足りません。
最低でも3時間以上空けておくと安心です。
対策②|荷物を預けない
手荷物だけにすれば、荷物受け取りの時間を短縮できます。
しかもLCCでは受託手荷物が有料なので、節約にもなって一石二鳥。
対策③|空港で遊ぶ
乗り継ぎに時間がかかるのは避けられない。
だったら空港での時間を思いきり楽しみましょう!
おすすめの中部国際空港(セントレア)にある、FLIGHT OF DREAMSをご紹介します。
✈ 中部国際空港:FLIGHT OF DREAMS

ボーイング787初号機の実機展示を中心にした航空テーマ施設。
子どもから大人まで楽しめる体験型スポットで、LCCの乗り継ぎ待ちがちょっとした観光に早変わり!普段の搭乗時には絶対見ることのできない、飛行機の胴体下にも潜り込めますよ。
そのほかにもおすすめはたくさん!
- 飛行機の中に入れる
- ボーインググッズも充実
- フードコートで様々なグルメも楽しめる
他にもこんな空港で「遊べる」!
- 関西空港:展望ホールや見学・体験施設あり
- 成田空港:第3ターミナルの飲食ゾーンでグルメ探索
- 福岡空港:地下鉄直結で博多まで10分!短時間観光も可能
まとめ|LCCの乗り継ぎは余裕をもった計画が大切
LCCの乗り継ぎはスルーバゲージがない・遅延補償がないなど、大手航空会社と違ってサポートがほぼないのが実情ですが、自由にプランを組める面白さもあります。
- 乗り継ぎ時間を長めに確保
- 荷物をコンパクトにまとめて
- 空港の施設やグルメを満喫!
安く・賢く・楽しく移動するために、LCCの特徴をしっかり理解して乗りこなしましょう!